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なんだかんだで二ヶ月近くかかってしまいましたが、無事鑑賞終了しました。
全20集の韓国古装アクションドラマ『一枝梅』でした。

今回は事前の評判を聞いての鑑賞だったのですが、
期待通りの楽しさでした!
やはり韓国モノはエンターテインメントとして、こなれている!
それでいて韓国モノにありがちな異常な長さ(話数的な)もなく、
悪い意味でのどろどろ・ぐだぐだ・ずるずるもなく。
二十集というコンパクトな尺で
きれいに、ていねいにおはなしを描いてまとまりました。
とにかく人物描写と作劇が見事。
いやほんと、これは久しぶりに☆五つをつけてしまいましょう。

大陸では明王朝が滅んで清王朝が興るあたりの時代で、
二つの王朝の勢力に挟まれてほんろうされる朝鮮王朝…という
たぶん、あっちのドラマではお約束であろう構図も
物語と有機的に絡んで、なかなか楽しかったです。

懸念していた1話1時間というボリュームも
実際に観てるとほとんど長さ的には気になりませんでした。
(これは今回、感想記事にかける労力コストを削減した結果でもあるかな。)
毎回毎回、引きがすごく強いので、
鑑賞中断するのがたいへんというのはありました(笑)

古装ものならではのおじさん祭りも期待通り。
人物描写が楽しいので、やっぱり行く末が気になってどんどん引きになるというところも、
多分にありました。


そんな感じで、
ネタバレ抜き範囲はこれくらいにしておきまして、
以下、いつものように最終話までのネタバレ100%で行きます。
 




・ストーリー
☆☆☆☆☆
これはほとんど文句なしかな~。
とにかく構成力が飛びぬけている。
こうかな、こういうことかな、と思っていると
それが意外なところで多面的に繋がって、あっ!と唸らせられる。
本筋がちょっとずつ進んでいく&イベントトリガーがあまりはっきりしていない
ということもあったかも知れませんが、
やっぱり伏線をちゃんと伏線としてずっと辿って、回収するというのは
すばらしいことだよ。(いや、当たり前のことなのかも知れませんがw)
物語の半分近くかけて
ずっとタメみたいなことを作っていたのも、
全体としての構成がしっかりしているからこそ出来ることですよね。
(しかもそれでいて、必要以上に陰鬱にもならないんだから、すごい。)

そして、別に普通にスルーしちゃって良いようなイルジメさんの侵入手口ギミックとかを
毎回、あとからていねいに種明かしを見せていたのも、
「そんなに丁寧に説明してくれなくても良いのに」と思いながらも好印象。
(そういえばこういうの、推理もの、怪盗ものなんかでは、お約束的な構成でもありますよね。
そういうところも、ニヤリとしてしまうな。)

ただし、
最終話のところでけちょんけちょんに書きましたが、
ダブル主人公という意味では、
もう一人のほうがちょっと惜しかったな~というのは、やっぱりある。
プロットとして圧倒的に描写不足というか、
劇中でのオカンからの扱いがまさにそうだったが、
ストーリー的にも、かまってもらえなかったんだよな(^^;
ポジション的にはギョムともっと対等になっていてもおかしくはないはずなんだが、
終盤の傍から見ると迷走ぎみな行動&ラストで意味もなくすっきり顔には
納得行き難いものがあった。
せめてあれで最後に修羅の道に堕ちてるとかなら、まだ得心も行ったんだが…
(むしろそっちのほうがずっとしっくり来た。)
あるいは、あのラストに繋げるなら
イルジメを斬った後で帰るサチョンさんと遭遇
  ↓
「僕もイ・ウォノの息子だったんです」
  ↓
「でもあなたは殺しません」
みたいな流れだったかな…

とにかく、ラストのそこのところで
それまでのシフの描写不足のつけが
一気に噴出してしまったような感じでした。
もうちょいイルジメ(ギョム)との精神的な絡みがあれば良かったと思う。
(そうすれば、変心、変化もすんなり受け入れることができたんじゃないかな。)



・音楽
☆☆☆☆

よかったです。
OP/EDについてはあってないようなものでしたが、
あのテーマソングは燃えるし耳に残る。
♪チャッチャッ、チャッチャッ、 チャッチャッ、チャッチャッ…♪
劇伴曲はどれも良かった。
そして挿入歌がすごく効果的で、要所要所でこちらの感情を盛り上げてくれました。




・アクション
☆☆☆☆

これも良かった。
殺陣の動きそのものとしては特筆するものはなく
いつもの韓国古装式早回しでしたが、
全身の要所にアーマーを装着したイルジメの戦い方なんかは
ギミックとして楽しかったし、
そういう戦い方が観ていてわかるというのは、しっかり作られている証拠だな。

軽功と戦闘能力は基本的に別物、という具合にちゃんと扱いが分けられているのも好印象。



・キャラクター
☆☆☆☆

ワリとストーリーのところに書いてしまった気もしますが…
しかし楽しかった。
基本的に、一部のチョン親子みたいなのを除くと
みんなどこかしら憎めないんですよね。なので、作品世界に対してすごく愛着が湧く。
善人側はもちろんそうだし、
悪人側も、サチョンさんなんかさんざん書いてきましたが、貧乏くじ人間の悲哀が好きだったし、
ラスボスの王様もヘタレっぷりと理想だけは高いっぷりが微笑ましかったし。
(そもそも時代背景、状況的にほとんど詰んでいたというのもあるので、
そりゃ投げ出したくもなるし、文句言われりゃ逆ギレしたくもなるよな、というのはわかる。)
(もちろん、だからといってやってることは最低には違いないのだがw)
ピョンシクも良い具合にウザキャラでした。
つーかあれは中の人が師匠じゃなかったら投げてたかも知れんw

「お人よしで気のいいオトン」というのも割とあっちの古装ではコテコテのお約束キャラだが、
それでもなんだかんだで泣かされてしまうのは
脚本の妙と積み重ね、それに演技力の賜物だろう。

オカンのいろいろひねくれっぷりも業が深くて良かったし。

ヒロイン(ウンチェ)についてはルックス・扱い共に
やや添え物的な感じもあったが、
まあLOVEをメインにされておかしなことになってもアレなので、
逆にこれくらいの等身大な扱いのほうが、スケール的には良かったと、結果的には思う。

最後に、
個人的なキャラクターお気に入りとしては
ヨンジェさん>サチョンさん>ヨン(ギョム)
というかんじかも知れない。

 
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