上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
というわけで次はキャラクターごとの感想です。
ただ、前のエントリでも書きましたが
ほとんどは各話感想の中で書いたので
コレは最終話が終わってからの本当のまとめ的なアレというか
まあそんな感じですかね。(どんな感じだ?)

まずはメインである七剣の7人から。
言うまでもないですが最終話までのネタバレを含みます。




傅青主
この物語は文字通り、この人に始まりこの人に終わった。
もともとこの爺目当てで見始めたドラマだったのだが、
他者に何を言われても動じずひたすら己の良心を信じて
「莫問前塵有愧、但求今生無悔」の信条のもとに突き進むこの素敵爺は
期待を裏切らぬ格好良さだった。
つーか、第三集のところにも書いたけど
格好良くて泣くとかいってちょっとありえないですよ。
(ここは音楽の演出効果も大きかったが)
まあ欲を言えばもっと出番が欲しかったというところだが…

武功の腕も最強クラスな上に知略も長けているという隙のないこの人ですが、
しかしそれはあくまで目的達成の方向を向いたものなんですよね。
例えば七剣の仲間が何かで悩んでいるとして、
悩みをちょっと聞いてやったり励ましてやったりということはできるんですが、
それに直接向き合って共感・理解等を示してあげたり
道を教え導いてあげたりといった、
いわゆる「師匠」のような役割は出来ないのです。
(やらない、というだけかも知れませんが)
良くも悪くも、立ち上がって前に進むのは本人次第だと考えているようで、
自分のことは究極的には自分で解決しなくてはならない、というのが信条のようです。
この辺が割とドライな感じで、
いわゆる父性的な役割を果たす人格者の年長者キャラクターとは一線を画しており
興味深いものがありました。
例えば仮にそういうキャラクターだったとしたら
昭南の行く末もまた違ったものになってたんじゃないかなーと。

中の人…についてはもう言うことはありません。于承慧老前輩万歳。
出番がなかなかなくて途中やきもきしたけど
最終話のあの暴れっぷりで全部ふっ飛んだわ。
「下部」でも続投のようで、もう待ちきれませんな。
ただ、王道的な話の流れからすると
ブラック昭南と戦って殺されてしまいそうな予感もするんだよね…@@
とりあえずそんなことはないことをヒタスラ祈っておこう…





楚昭南
プライドが無茶苦茶高くて自信過剰
すぐにコロリと情に流される上に
考案した穴だらけの作戦はなぜか根拠もなく自信まんまん
結果見事に出し抜かれても負け惜しみで「ヘッ!」と薄ら笑いを浮かべてみせるという
まあ大師兄はそういう人なんです(笑)

こやつのこの性格は結構最初の頃から描写されていて、
雲驄が青干剣を授かった場面でも
せっかく俺だけが宝剣をもらったと思ったのにー!と
ムッとして出て行ってしまったところからもわかる。
正義と信じる心を取り戻す…という言葉に偽りはなかったのだが
さんざん頑張ったあげくにみんなからはひたすら誤解され
最後の絆であった雲驄も逝ってしまったとなっては
あっちの方向へ突き抜けてしまったのも仕方がないのかも知れない。

でも
もともと天山を下りることを決めたのは
自分で言い出したことでしょうが!(笑)
なんぼなんでも晦明大師やら傅青主やらのせいだと主張するのは
お門違いも甚だしいところですね。
そうやって責任転嫁、他者に罪をなすりつけて自分を守ることをしなくては
自分のアイデンティティが保てないところに
昭南という人間の弱さがあり
そして最後まで彼はそれに向き合って克服するということはありませんでした。

まあそんな大師兄ですが
兄貴分として雲驄をフォローしてるところとか
そして何よりキンキンと猛って鳴く由龍剣の格好良さよ。
決して彼が魅力のないキャラクターではなかったことは事実であり
そんながんばる彼が報われずにダークサイドへ落ちてしまったことは
悲劇としか言いようがない。

昭南という人物は、要するに根本的には優しい人なのだと思う。
最初にその優しさがあって、そこから人々を助けたい、となった。
でも現実にはやることなすことうまく行かず
実際には誰も助けられずに人死ばかり増やしているという矛盾
そこに耐え切れなくなって、それならそんな世界はいらん
となってしまったということなのだろう。
例えば、彼に傅前輩みたいな強さがあれば
「人死はたくさん出てしまった。
でも自分たちがそもそも何もしていなければ
もっと不幸になる人が多かったという事実があって、
それを防ぐために自分たちは戦っているのであり、
犠牲が出てしまったからといって途中で戦うのを止めてしまったりすれば
それこそ死んでいった人たちの想いが無駄になってしまう」
という風に飲み込んだ上で進んで行くこともできたのですが…
(まさに38話でのやりとりですな。)
師父に指摘されていた「情に流されやすい」というのはそういうことですね。

最後まで観て、要はこの上部って
スターウォーズでいう新三部作(Ep1~3)だったのだなー
と私は納得したのですが、
それにしてもあっちのアナキン・スカイウォーカーの
あまりにもお約束的、予定調和的にダークサイドに落ちたという
何の感慨も湧かないお粗末な演出構成に比べると
こっちの方はだんちですね。
まあドラマと映画という時間的・物量的制約の違いはあるんですが…
(いや、私スターウォーズは好きなんですが、
「正直新三部作は作らないほうが良かった」派なのね)





楊雲驄
物静かでともすれば決断力不足の引っ込み思案
不器用で無骨。女心?なにそれ食べれるの?
でもしっかりとした芯を持ち、内に秘めたハートは熱いという雲驄
私がこのドラマで一番好きなキャラクターは言うまでもなく傅前輩なのだが
まあそれは別格として
普通に一番好きだったのは、やっぱりこの雲驄だった。

砂漠編での飛紅巾との一夜の思い出
そして明慧との悲恋
昭南とのぶつかり合い、そして最後は娘に思いを託し逝った
観終わった直後はそうでもなかったのだが、
だんだんと心にぽっかり空白を感じております。





辛龍子
もうすでに何度も書いたが
辛龍子に振られる尺が少なかったのは不運だ。
この手の一匹狼タイプのキャラクターが
仲間を得て徐々に心を開いていく…という過程は
割とお約束展開ながらも料理の仕方によっていくらでも面白くできたはずなのだが…
下部ではもうちょい掘り下げて描いてもらえるんだろうか?
(いちおう中の人は同じ計春華で続投…みたいな話は聞いたような)

まあそれはさておき
結局辛龍子はほとんどの間ずっと傅前輩&元英とコンビを組んでいたのだが
なんだかんだでこの三人のやりとりも楽しかった。





穆郎
郁芳ともっとラブラブばなしが進展するのかと思ったら
衝撃のラストのために全部ふっ飛んだ。
子供たちとの逃避行編で過去話とかがあった時には
なかなかキャラクターとして深みが増してきたなーと思ったんだが。
逃避行編が終わってからめっきり影が薄くなってしまったね。
そういや、日月剣は結局郁芳の手元に残してきちゃったんだよね?
ともかく下部での成長した姿に期待だ。





韓志邦
まっすぐ男の志邦も割と好ましいキャラクターではあったのだが
郁芳がらみのウジウジはちょっとアレだった。
ただまあ、話の全体を通して最も成長した(変わった)のはこの子と雲驄の二人な気がする。
そういう点では成長の跡が見れて微笑ましかった。
会頭になってからはちょっと出番が抑え目になってしまったのが残念だが。
前にも書いたが、やはり武荘の三人は紆余曲折を経て
また三人戻ってきたという感慨深さがある。
そういう最後は原点に戻ったという観点から見ると
この「上部」ってこの若者たちの成長物語としての側面も
あったのかも知れない。




武元英
元英は傅前輩&辛龍子と一緒の班に入ってしまったばかりに
出番も削られ不運だった。
ただこの子はもともとあまりトラウマやら問題やらに係わりのない
あっけらかんとした性格をしているので、
単体では話を作りづらいってのはあったかもね。
だからこそ辛龍子との絡みをもっと描いて欲しかったのだが。
結婚式襲撃前にバグった辛龍子にボコボコにされた後も
その後フォローぜんぜんなかったしなぁ…

でも性格的には志邦と陰陽といった感じで、
子供たちに好かれる兄貴っぽい面もありながら
三師兄や傅前輩と一緒の時は弟キャラという
やっぱり天瀑剣同様にとても柔軟性のある奴だった。
この子も下部での活躍に期待。
Secret

TrackBackURL
→http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/109-9b052d86
QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。