上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

☆ж∮㌣*
1993年 
原題:八仙飯店之人肉叉燒包


中国全土を震撼させた、実際に起こったバラバラ殺人事件をベースに描かれた衝撃作。海岸でバラバラ死体が発見され、料理店で働く男が逮捕された。彼は雇い主に借りがあり、それを催促された際に逆上し…。
(あらすじ引用)
-------------------------


というわけで江湖のごく一部に局地的に嵐を起こしたこの映画。
ご存じ我らが黄秋生(アンソニー・ウォン)主演のB級ホラーです。

黄秋生は結構好きな役者なので、やはり原点というべきコレは押さえておかねば、と。
で、DVDも出てる作品なんですが、そっちは音声が北京語に吹き替えられてしまっているんですね。
せっかくだからやはり広東語の生の声でなくては…ということで
レンタル落ちのビデオを無事入手したのが一年前のこと。
去年の秋に関西へ行く機会があったため
江湖の英雄好漢女傑の助けを借りて鑑賞しようとしたのですが、
力及ばず途中で頓挫(酔いつぶれてぐだぐだになったためとも言う)。
このたびそのリベンジをめでたく果たしたという次第であります。

まぁ、こういう映画ですので、
ネタバレなし部分であれこれ書くのも野暮というものですね。
観たい人は放っておいてもいずれ必ず手にとって観るでしょうし、
別に興味もわかない人は手にも取らないでしょう。
そういう映画です。

黄秋生好き、キワモノ好き、ネタ映画好き、武侠もの好き…
この辺に当てはまるなら、押さえておいても良いのではないでしょうか。
ただし、
観終わった後にはほぼ確実に胸糞悪いいたたまれない気分になると思われますが、
それについては補償いたしませんのでご了承ください(笑)



以下ネタバレ込みですが、
胸の内に溜まったモヤモヤ・ドロドロを吐き出しておくというのが目的ですので
いつも以上にまとまりがない雑感になっているかも知れません↓




・やるせない後味の悪い映画。
観客をイヤな気持ちにするのが目的の映画。

ただなんというか、
そういう系統の映画というと(一番最近で記憶に残っているのでは韓国映画の「オールド・ボーイ」とかかな)
は、最初から確信犯的に
そういうふうに映画を作っているのに対して、
こっちはなんか、そこまで意図的な、明確な悪意を感じないというか。
とりあえずちょっと作ってみました
的な
あどけなさを感じます(笑)
そこがまた逆にタチが悪いわけですが…
(逆に全部狙ってやっていたんだったら、もっとすごいかも。)

・「人肉饅頭」というこの作品最大にしてキモの要素
そこ(のスプラッター的要素)をもっと押し出した内容なのかと思ったら、
映画の中盤あたりをすぎたころから
ほとんどそういった部分は出てこなくなり
むしろ普通の猟奇サスペンスホラーものみたいになっていた。

そしてそこからさらに進むとひたすら犯人=ウォンが
いろいろな形で拷問される場面が続くという…

・あるいは「人肉饅頭」のグロだけで突き抜けていたなら、
また鑑賞後の感覚は違ったと思う。
この絶妙な中途半端さ
半端にリアリティを感じるというか、

というより、単なるグロテスクではないために
「見世物的に」鑑賞することが不可能になってしまう。
ということ。


・ウォンが刑事たちにぼこぼこにされたりとか
囚人たちにリンチを受けたりとか
覚醒剤でハイにされて睡眠制限されてぼこぼこにされたりとか
背中に水注射されて水泡作られて寝れないようにされたり
(看護婦の姉ちゃんも嬉々としてやりすぎw)とか

延々と続く「誰得」な展開
見ている側としては、
視点の置き場に困る。
いったいどのように見ればいいのか、わからなくなる。
わからないまま、時間だけがすぎて
カタルシスにもオチにもなっていないラスト。
淡々と入るナレーション。

計算されたいやがらせ
ではなく
明らかに作り手側が意識して作ったわけではない部分から醸し出されて生まれたっぽい
いやがらせ。


・刑事部屋のとほほな感じ。
はっきり言ってあの女刑事が同僚の男連中にいじられる場面とか
無駄にモテモテ警部とか、
ストーリー的にはまるっきり不要だし
なんとなく時代を感じるギャグの空回り感が寒々しいというか…

息抜きのコミックリリーフにもなっていない。
逆にコントラストが痛々しい。
その痛々しさがまた
「作品そのもの」の異形性を構築することの助けになっている。

そして日常を一皮向いたら狂気だった。
実は彼らの食べていたものもアレだったという
さらに救いのなさ。
う~ん・・・・・・・(^^;

++++++++++++++++

・まあぐだぐだ書きましたが、
面白いか
つまらないか
といえば
確実につまらない

でも話の種として
経験として
見ておいて損はない

そんな映画だったと言えるかも知れません。


・黄秋生は、ご存知、この映画で賞を取ってメジャーになってるんですけど、
その彼自身が、この映画が最低だとか黒歴史にしたいとか常々公言しているのも、
はげしく納得できる内容でした(笑)

・実際、演技はすごくて、
あの目力で発揮される犯人の異常性とか
(特に動機発生→殺害へのプロセスなんかは
「ふつうの常識から外れている」という点がよくわかりやすかった)
追い詰められていく様子とか
すごく説得力があってよかったですよ。
黄秋生はやっぱりすごかったということで、とりあえず結論付けておきましょう。

Secret

TrackBackURL
→http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/1073-b8b4fb97
QLOOKアクセス解析
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。