碧血剣16
2008 / 02 / 29 ( Fri )
予定通り碧血剣後半DVDが手元に届いたため
鑑賞を再開したいと思います。
今度は終わりを気にする必要がないから、たぶんさくさく観ていけるぞ。
第十六集 西洋人たち
永遠なる帝国
2008 / 02 / 29 ( Fri )
1995年 韓国-------------------------
時は1800年。
李王朝の朝廷には、先代王から続く官僚たちが主導権を持つ保守派の老論派と
国王を中心とした革新派の南人派の二つの派閥があった。
国王の寵臣である李人夢は王立図書館に務めていたのだが、
ある朝のこと、一人の検書官が死体で発見された。
調査を進めるうちに李人夢は老論派を排せんとする国王の思惑、
そしてその国王を弑せんと画策する老論派の陰謀に巻き込まれていくことになる…
-------------------------
アン・ソンギさんつながりということで観ました。古装サスペンスです。

目当てのアン・ソンギさんは旧態を打破し革新を推し進めようと志す国王役で、
やっぱり格好良かった。
あとその国王と対立する老論派のボスの宰相がヨボヨボのじいさまなんだが、
この人がまたいかにも海千山千のじいさまという感じで腹黒くて楽しかった(笑)
図書館で死体が発見された(殺人があった)朝をはじめとした長い一日の話で、
結構ぽんぽん舞台が飛ぶのですが、実はこれは一日の話なのでした。
主人公役がちょっとどん臭くて苛々させられることもありましたが
あんまり他では見られない「古装いでたちのサスペンスもの」として、なかなか楽しめました。
みんなで検死解剖ちう95年の割には映像がちょっと古い感じがしますが、これはソフトの問題かな。
サスペンスなのでネタバレ要素が多いためあまり書けないのはつらいところですが、
とりあえず作りとしては、親切丁寧というほどではないのだけど、
目立った破綻もなく、きっちりとまとめて作られていました。
・アン・ソンギさんが好き
・古装サスペンスが観たい
・古装ものが観たいと、まあこの辺の需要ならなかなか楽しめるのではないでしょうか。
↓以下、ネタバレ
霊幻道士 ザ・ムービー 空飛ぶドラキュラリターンズ
2008 / 02 / 28 ( Thu )
1992年 台湾
原題:驅魔道長------------------
山奥のとある村に教会再建のため、バチカンから神父のウーが訪れる。
そんな中、村の道士・ラムは不穏な空気を感じ、教会再建を反対する。
案の定、その教会の地下には秘密があった…
------------------
面倒なのであらすじは転載。
実は教会には吸血鬼が眠っておりまして、
教会の扉が開かれちゃったことによって復活、
神父さん大慌てで道士と一緒に妖怪退治〜というのがおおまかな筋です。
映画「霊幻道士」といえば80年代後半にかなりキョンシー・ブームになったと記憶しておりますが、
なんでまたそんなのを引っ張り出してきたのかというと
例によって午馬つながりであります(爆)
この「驅魔道長(邦題は長いので以下原題で呼ぶ)」は
一連の霊幻道士ものでは通算8作目に当たるそうで、
今回は午馬が監督もやっております。

神父様です(笑)
昨日の「古玩」が思いのほか重かったので、
頭を空っぽにして観れるようなこういうアホ映画が観たくなったので
鑑賞に至った次第であります。
で、感想ですが…
いや〜、いちおう92年の作品ではあるんですが、
いかにも80年代だなーという感じでしょうか(^^;
キョンシーとか、物凄く久しぶりに見てかなり懐かしい気分に浸れました。
お札とか、銭剣とかの小道具もね。
映画としては、かなり古き良き(良き?)時代のかほり…といいますか、
正直、
シリーズが好きとか、
出ている役者が好き、とかでなければ
結構つらいかも(^^;
良くも悪くも粗削りすぎというか、
やっぱりなんだかんだでここ数十年であっちのエンターテインメントというのは
かなり洗練されたんだなーと変な納得の仕方をしてしまいました。
…いや、でも考えてみたら「倩女幽魂」とか「画中仙」とか「黄河大侠」とかって
普通にこの映画よりも前に撮られてるんだよな…
この粗さは子供向けシリーズだからってことなのかな。
(邦画でいう「ゴジラ」シリーズみたいな。)
まあ、とりあえず私は神父さんのコスプレをした午馬を見れて楽しかったから良いです(笑)
↓以下ネタバレ
王朝の秘宝
2008 / 02 / 28 ( Thu )
2001年 中国
原題:古玩--------------------
周の時代に作られたという二組の鼎。
その鼎をめぐる
清代末期から中華民国が興り、日本軍の侵攻が始まる数十年に渡る
二人の骨董商、隆と金の因縁と運命を描いた物語。
--------------------
ちなみに原題の「古玩」は骨董のことです。
えーと、まずDVDのパッケージから紹介文まで、まるっきり大嘘です(^^;
ジャンル分けが「
アジアン・トレジャーハンティング・アドベンチャー」となっておりまして、
あらすじは
「
アジア全土を巻き込む究極の“秘宝”の争奪戦を描いた壮大なドラマムービー。
2つ揃えば時の権力者になれる程の力を秘める鼎(壷)の1つを持つ中国人・隆と金は、
もう1つを見つける旅に出る。数十年後、中国に侵攻して来た日本軍も、その鼎を狙っていた。」
となっていますが、
これは
九割がたが嘘(笑)
「
2つ揃えば時の権力者になれる程の力を秘める鼎」
こんな設定はありません。ただの骨董品です。
「
もう1つを見つける旅に出る」
旅になんか出ません。
二人とも北京で古物商をやってるだけです。
つーか別に
トレジャーハンティングじゃありません。
ジャンルと紹介文を見る限りでは
てっきりインディ・ジョーンズみたいな宝探しものなのかと勘違いしますが、大嘘です。
もっと全然
真面目な人間ドラマでした。
これはちょっとひどい(^^;
誇大広告ってレベルじゃねーぞ!まあ、かなり内容的に地味といえば地味なので、
確かにそういう風に宣伝して、まず手に取らせる必要というのもあるのかも知れませんが…
しかしいざ観てみたら期待してたようなものとぜんぜん違うというのはちょっと問題があるよ(^^;
で、この映画ですが、
要するに隆さんと金さんという
二人の骨董商の若い頃から年を取るまでの長年に渡る確執、
そしてそれと同時に
清朝の終わりからダイナミックに移り変わっていく時代の流れ、
それに翻弄される人々の生き方、というのが主な内容です。
感じとしてはインディ・ジョーンズなんかよりは
むしろ「ライフ・イズ・ビューティフル」みたいな映画に近いかも。
やっぱり、時代背景的に(日本軍による占領とかも入ってくると)どうしても重くなってしまいますし、
あと骨董を扱った映画ということで芸術品を映している時間なんかも長く、
やや観る人を選ぶ作品かも知れません。
繰り返しになりますが、
上の紹介文とかとはぜんぜん違い、かなり真面目な映画です。
私はこういうのも決して嫌いではないのですが、
うーん、まとめるなら、何といえばいいだろう。
清朝末期〜中華民国という激動の時代を生きた二人の男の生涯を追体験し、
その人生に絡み合った二つの鼎について思いを馳せる…てな感じでしょうか。
「頭を空っぽにして楽しむ」ような類の映画とは違うので
そういうのを観たい時にはおすすめできませんが、
そういう映画ばかり観ていても頭が本当に空っぽになってしまうので
やはりこういう映画を観るのも必要だと思う(なんつーまとめ方だ)。
私は観終わった後に余韻に浸れましたので、良かったです。
↓以下ネタバレ
ファイターズ・レガシー
2008 / 02 / 26 ( Tue )
2002年 香港
原題:龍騰虎躍--------------
清の時代
塞外の砂漠を舞台にした、江湖に生きる者たちの恩讐と奇妙な縁
そのいきさつを描いた武侠群像劇。
--------------
ドラマ「断仇谷」後に自分の中に洪金寶ブームが来たのですが、
その頃に「SPL」とかと一緒に鑑賞予定リスト入りしていたのが
洪金寶主演のこの武侠映画です。
とにかく時間がない時にはやたらとなんでもかんでも観たくなる割に
いざ時間ができるととたんに糸が切れたようにそういう気持ちが霧散し
何をするのもやる気が起きずにぽけーとなってしまうのは困ったものなのですが、
ぽけーとしていても時間は過ぎて行ってしまいますのでもったいなく思い
強引に腰を動かすことにした。
というわけで鑑賞に到った次第であります。
聞いた話だともともとコレは「臥虎蔵龍(邦題「グリーン・デスティニー」)」の原作の
続きをやろうとしたかったんだけど、版権の関係でダメになって
結局、ぜんぜん関係ない話にしたとかなんとかそういう経緯があったらしいですが、
その辺は原題と、物語の運び方になんとなく現われている感じかな。
ま、知らなきゃ知らないでどうでもよいという話であります。
ともかく、まずはネタバレ抜きで感想ですが…
んー…(^^;
正直、このところ観る映画観る映画、かなり完成度が高くて、
そのレベルにすっかり慣れてしまっていたというのはあったかも知れない(^^;
とりあえず洪金寶が観たくて観たので、それはまあ良かった。

なんでその体でそんなに速く動くの!?ってのは相変わらずでした。
今回の役は臥虎蔵龍でいうところの李莫白みたいな、
要するに凄腕の年長者の達人という感じでしたが、
こう、過去にいろいろあってくすぶっているような苦さというのが
やっぱりちゃんと見ていてわかるところは
さすが洪金寶といったところか。
全体を通してのアクション構成もまずまず良かったです。

まあ、もうちょい見せ方に工夫があれば良かったとは思うのですが、それは高望みかな。
物語の進行をひとまず横っちょに置いておいて、
ひたすらチャンチャンバラバラどかどかばきばきのアクションが続く…というのは
ちょっと一昔前のカンフーものを思い出してしまった(笑)
あと塞外(ウィグルのほう)が舞台ということで砂漠ですね。それとその空。
この絵はやっぱりとてもきれいでした。
天山って固有名詞も出ていた通り
まさに「七剣」の砂漠編とかあの辺りの感じであります。
物語は破綻するようなこともなく、
親子の世代に渡る復讐や殺し合い、そしてその虚しさといった具合の事柄を
まあそつなく描けていたのではないかと。
やや物足りないところもあったのですが、
あんまり細かく触れるとネタバレになるので
そっちは後で書きます。
総じて、テレビのドラマ…というか、テレビ映画?のレベルだったとしたら
このくらいの出来でも問題はなさそうに感じますが、
映画としてはちょっと小ぶりというか、過度に期待したらガッカリよ、ってとこか。
・洪金寶好き
・塞外を舞台にした古装武侠ものが観たい
・軽め(時間的に)の武侠ものが観たいおすすめはこの辺りでしょうか。
決して悪くはないんだけど、
料理次第ではもっと美味しくなったんじゃないかなーという感は否めないですね。
以下ネタバレ↓
まさかあの人が…2
2008 / 02 / 25 ( Mon )
たぶん、今回も知っている人にとってはやっぱり
「今さら何を」という話かも知れませんが…
ようやく目の前の難関が片付いたので
溜め込んだドラマや映画をのんびり鑑賞する時間が出来たのですが、
「碧血剣」DVD後編リリースまで間もないので、
今から新しいドラマを観始めるよりは
また映画でも観ることにしようと現在考えております。
そんな折に、何気なくドラマ版「七剣下天山」を観返したりしていたんですよ。
で、相変わらず傅前輩は最強だな〜とニヤニヤしたりとか、
「七剣」は音楽が神がかってるな〜とじーんとしちゃったりしていたら、
ふと

これはご存知、天山派の師父・晦明大師なんですが、
あれ? どこかで観たような…??
と、ひっかかったので、エンディングの演員表を確認↓

まじか@@
いや〜、もう、今までぜんぜん、まったく気がつきませんでしたよ。
まあ、これは逆を言うと
それだけ私の顔識別能力が上がったということだから
喜ぶべきことなのかも知れんが…
いやはや、おどろきました。
映画版「七剣」でこの役をやってるのはすでに前にも書いた通り知ってたんですが、
まさかドラマでもそうだったとは…
「友情出演」のところにもクレジットされてましたが、
それは映画版から引き続きだからってことなのかな。
「現在」のほうは髪も髭も長くて真っ白なので
気づかないのも仕方がなかったかも知れません。

最初に「おや?」と引っかかったのはこの回想場面でした。
こっちはまだわかりやすいかも。
…しかし、そう改めて考えるとこのドラマって
とんでもない豪華キャスト(極個人的)夢の競演、って感じだよな…
ついでにこのクレジットで気づいたんですが、
劉頭領の中の人の梁家仁って
今度の新しい「射雕英雄伝」で七公を演る人だったんですね。

言われてみれば確かにこれは劉頭領だ(^^;
MUSA -武士-
2008 / 02 / 15 ( Fri )
2001年 韓国
原題:武士--------------------
時は1375年、
中原では蒙古族の元の勢力が衰退し、朱元璋によって漢民族の明が興されていた。
そんなある時、高麗から明へと友好のため派遣された使節団が
都の南京で間諜の疑いから捕らえられ、塞外に流刑に処されてしまった。
その途上で遭遇した元の部隊によって彼らを連行していた明の兵たちが殺され、
自由の身となった使節団の一行は故郷へと帰ることを志す。
しかしひょんなことから元軍によって誘拐された明の姫を発見した一行は
汚名を晴らすべく、明日をも知れぬ状況で彼女を守り
元軍の追っ手と戦いながらの逃避行をすることになった…
--------------------
珍しく少し冒頭まで突っ込んだあらすじを書いてしまいましたが、
要するにこれは古装劇であり、例えば「七人の侍」みたいな、
「絶望的な状況下で、生存の道を求める」人たちの戦いのドラマです。
「
墨攻」で趙の大将軍をやっていた韓国の俳優
アン・ソンギさんが
とても渋くて格好良かったため、
その繋がりで鑑賞に至ったという次第であります。
ヒロインが私の大嫌いな
章子怡という点に一抹の不安がありましたが(爆)、
やっぱり古装劇ということで他の映画に比べれば入りやすいだろうというのが
選択の決め手となりました。
(これって、たぶん普通の人は逆で、現代劇のほうが入りやすいと考えるんだろうけど(^^;)
で、感想ですが…
いや〜、もうなんつーか、期待通りというか、期待以上というか、
アン・ソンギさんが渋すぎ。

このおっさんほんと格好良いわ〜。
役柄的にもかなりおいしい役でした。
超絶な弓の達人ってのが最高にイカすんです。

スナイパー最高。
もちろん戦い以外でも現場叩き上げの経験豊かな年長者という役柄が
まさにいぶし銀という感じで実によろしかったです。

とりあえず、このアン・ソンギさんを観たかったという点においては、じゅうぶんに満腹でした。
たっぷり渋格好良い様子を堪能できた。
いやはや、観て良かった(^^)/
そして、映画としてのプロットですが、これについてもやはり好みです。
やはりこういった、絶望の下で、希望を求めての逃避行というのは
萌え燃えます。
古装劇で、時代背景的にも元と明の間ということで馴染みがあるというのも
プラスに働いておりました。
キャラクターもなかなかうまい具合にそれぞれが描き分けられており、
メインキャラクターは、
使節団を護衛していた若い将軍(アフォ)、
使節団の副官のじいちゃんの召使をやってた奴隷(こいつがまた無茶苦茶格好良いんだわ)
使節団を護衛していた中でもやや下っ端の隊長さん(アン・ソンギ)
明のお姫様(章子怡)
元の部隊長(どこかで見たような顔だが…)
てな感じで
それぞれに魅力があったり、なるほどなーと思わされたり、
つまり、不自然さもないために、ばっちりと物語に入り込むことができました。
特に、アン・ソンギの役は別として、
上にも書きましたが、この主人公の片割れである奴隷の男が本当格好良い。

むっつり寡黙なんだけど、
やる時になったら長柄片手に敵の真っ只中に突っ込んでいってズバズバズバです。

殺陣…というほど様式化されたものではないんですが、

アクションは全体的になかなか見ごたえがありましたよ。
あと音楽、どこか耳に馴染みがあると思ったら鷺巣詩郎だったんですね。
+++++++++++++++++++
それから、舞台が半島ではなく、中原であるということも関係して
(蒙古人や漢人も出てくるため)
結構、どこかで見た顔がちらほら出ておりました(笑)
まず丸わかりですが、

余計なことを言ったり余計なことをやったりしては
痛い目にあっていた金の怪人軍団の「余計なこと大賞」霊智上人です。
このビミョーな目つきの悪さはかなり印象に残りますね(笑)
それから

張紀中ドラマではあまりにもおなじみのこの人(笑)
チラっと映っただけなんですが一発でわかってしまいました。
この人もこのヒゲと濃い顔で忘れないよな〜。
たぶんクレジットで見比べて探せば他にももっといそうです。
(ドラマ「成吉思汗」で見た顔も結構いた。)
++++++++++++++++++
しかしなんか最近観る映画観る映画、ぜんぶ面白いんですが…(^^;
たぶん、なんとなく観るんじゃなくて、
自分で「これを観たい」という志向性を持ってチョイスしているからというのがあるのかな。
映画のカテゴリ目次のとこでやたらと☆の数が多かったり
まるでおすすめが安売りされてるよーな感じになってますが、決してそういうわけではなく、
ある程度面白いだろうと見当をつけた上で観ているので、
本当にぜんぶ面白い、ということなのです@@
てなわけで、
・古装モノが好き
・渋格好良いおじさん(アン・ソンギ)が好き
・古装+サバイバルというシチュエーションに萌えこの辺の層ならばっちりおすすめであります。
ストーリーやキャラクターなど、ハマるとかなり燃えられました。
(しかし毎回、こうして書いてるけど、この「おすすめ層」って
普通の人にはぜんぜん役に立ってないような気も…)(え? いまさらですか?)
あと蛇足なんですが、どうでもいいことだし、
本当に、こういう話に首突っ込んだりするのは嫌なんですが、
この映画に対して、顔を真っ赤にして
「歴史捏造」だとかなんとかキーキー言ってるような人たちは
本当に頭が悪いとしか思えないですね。
こういう映画って、そういう見方をするものじゃないでしょ(^^;
おまけにわざわざちゃんとエンドクレジットの一番最初に
「フィクションです」って出てるのになぁ…
映画を映画として楽しめないような低能なアフォは
そもそも映画というものを観る資格自体ないというか、あー、いや、すいません、
もう面倒臭いし書いてて阿呆らしくなったので以下略ということで。
↓以下ネタバレ。
小さな中国のお針子
2008 / 02 / 13 ( Wed )
2002年 フランス
原題:Balzac et La Petite Tailleuse Chinoise原題の意味は「バルザックと小さな中国人のお針子」。
名は体を表すというか、まあそのまんまですね。
バルザックというのは劇中に登場するフランスの作家です…って、
一般常識レベルか、これは。
----------------
1970年代初頭。
文化大革命によって知識層が弾圧される背景の中、
二人の少年、ルオ(羅明)とマー(馬剣鈴)が"再教育"のために
山奥の貧農・下層中農の村へ送られてきた。
知識に飢えながら過酷な肉体労働の日々を送る二人が
ある時出会ったのは、一人のお針子の少女だった…。
----------------
いやはや、これは泣いてしまいました(^^;
映画を観て泣くということは滅多にない私Manboなのですが
(といいつつしょっちゅうこれ↑言ってる気もする)、
うーん、やっぱりこういうのには弱いなぁ。ヤラレタ。
文革(知識の弾圧)という、かなりアレな状況における
きつい暮らしを体験する主人公たちを通しての、
人にとって知識とは何なのか、という問いかけ。
それから、そういった若い時に過ごしたかけがえのない時間、思い出。
映画の柱はこの二本です。
映画を観るきっかけとなったのは、
まずタイトルにもなっているお針子の少女、ヒロインが周迅だったということです。
(このブログを観ているような人なら説明不要ですが、「射雕〜」の黄蓉ね)
周迅は、実に良かった。というか、可愛かった。

山村でずっと生まれ育った無学で朴訥な少女をまさにそのままピッタリ演じていました。
年頃の男二人に囲まれてもぜんぜん無防備な様子が、それっぽくて良かった。
こんなに凄い周迅をあんな使い方しか出来なかった「夜宴(邦題:女帝)」は
やっぱりダメダメだな。
すいません、話が逸れましたm(_ _)m
で、周迅のほかにもう一つ
そのお針子のおじいちゃんというのが仕立て屋さんなんですが、
この人が今放映中の「笑傲江湖」で曲洋のおじじをやっていた叢志軍さんなんですね。

普通なら周迅だけで十分なはずなんですが、それだけでは足りず
こういう人が入ってようやく鑑賞ゲージがランプ点灯するのが、この私なのでした(爆)
そしてこのおじじもまた良かった〜@@

ネタバレ項目に分けて書きますが、期待していた以上に良かったわ。
もう可愛いのなんのって@@
この映画、
日本語公式サイトの「キャスト&スタッフ」のところから
各キャストのインタビューが見れるんですよね。
で、この方のインタビューも載っていたのですが、
なんつーか、まさにこの映画のような時代というのを
リアルタイムでくぐってこられているわけで、
実に含蓄のある内容となっておりました。
これはぜひ一読をオススメしておきます。
やっぱりこういう立派な爺様は尊敬に値するね。心から佩服(-入-)です。
あとこの映画は、題材と言葉は中国語ながら
いちおう映画としてはフランス映画なわけですが、
このインタビューを読むと、やっぱり中国の映画撮影環境って
演員の皆さんにとっては、かなりアレなんだな〜(^^;
ということが行間から伝わってきて苦笑してしまいました。
てなわけで、まとめですが
・周迅好き
・曲洋のおじじにハートを撃ち抜かれた
・スタンド・バイ・ミーみたいな、昔の思い出(青春群像)系の話が好き
・文革やらその辺の時代背景に興味がある
・フランス文学好きこの辺に該当する人はオススメ。
中国映画っぽいですが、フランス映画なので
前者に見られるような(良くも悪くも)詰めの甘さやスキといったものはないです。
さすが、というべきか、かなり丁寧に作られておりました。
いや〜、いい映画でした。
↓以下ネタバレ
墨攻
2008 / 02 / 12 ( Tue )
2006年 日・中・韓共同制作
原題:墨攻--------------------
時は紀元前370年頃の戦国時代。
非攻専守と兼愛を旨とする、国家に属さない思想家集団「墨家」がいた。
大国・趙の10万の軍勢を前にして、危機に瀕した梁の国では
墨家に助けを求めるが、やって来たのは革離と名乗る
みすぼらしい身なりの墨者ただ一人だった…
--------------------
原作は日本の小説と漫画だそうですが、私はどっちも未読です。
主人公の墨者・革離に劉徳華(あんでぃ・らう)
趙の大軍を率いる将軍・巷淹中に韓国の俳優アン・ソンギ(このおっさんは予想外に良かった)
そういうわけで日・中・韓、あと香港の共同制作というわけですね。
それから音楽は川井憲次がやっていて、これは文句なしに素晴らしかった。
で、映画の内容についてなのですが、、、
うーむ…(^^;
観る前から、かなり
アレな出来だということは聞いてはいたのですが。
これは想像の斜め下を行く酷さでした(^^;
本当は、あれなんですよ。やっぱりどんな映画でも、
大勢の人が集まって関わって一生懸命作っているわけで、
それを私のような者が無責任にボロクソに貶したり、文句を言ったり…というのは、
ほんとうに
申し訳ない気分でいっぱいなんです。
監督やプロデューサーはまだ良いんですよ。
(むしろこの辺の人たちこそ責任を取るべきだと思う)
でも演員さんたちには、本当に申し訳ない。
特に、友情出演とはいえ個人的に好きな人たちが結構出てますからね。
しかし、これはなぁ…
これはないよ(^^;
擁護できません。無理。
良かったところって「音楽」と「大規模戦闘のスケール感(映像)」だけ(^^;
見事に
大作系古装映画のテンプレ通りの感想になってしまった。
なんでこうなっちゃうんだろう(^^;
私、鑑賞しながら、ひたすら「
なんじゃそりゃ」を連呼してました。
130分がほんと長かった。
この辺の詳しい感想については、ネタバレ項目に書きますが。
+++++++++++++++++++++
で、そんな有り様だということをある程度は予想していながら
なんでわざわざ観たのかというと、
言うまでもなくこれまで何度か書きましたが、演員さん目当てです。
まず、事前にかなりチョイ役だと聞いていた我らが于承恵前輩ですが…

もうとりあえずこのお方の古装甲冑姿を拝めただけで
眼福でした(-人-)
役柄的には「そりゃないだろ〜」という感じで
あっという間の退場だったのですが、
むしろその先に延々と続く惨状を考えると、
さくっと退場してしまったのは逆に正解だったのかも…(^^;

しかし相変わらず、このお方は格好良すぎです@@

なんか後姿だけでご飯三杯行けるんですが…(←おかしい人)
今度はぜひ、ちゃんとした古装劇で観てみたいなぁ。
+++++++++++++++++++++++++
それから午馬(うー・ま)です。

ま、当たり前といえば当たり前なんですが、
2006年の作品なので、「倩女幽魂」とかでブイブイ言わしてた頃(笑)に比べると
ずっと老けたというか、最近だと「碧血剣」で温方達をやってた姿に近いですね。

役柄としては抗戦を主張する主人公・革離に対してそれを潰そうとする側の勢力なので、
本来なら鬱陶しく感じるような腹黒い役のはずなのですが、
私が主人公に全くといって良いほど感情移入できなかったので
ぜんぜん気にならず、午馬の姿を堪能できました(笑)
++++++++++++++++++++++
目当てとしてはこの二人だったんですが、
もう一人、意外な収穫がありました。
趙軍の副将・微詳なんですが、
これ、無茶苦茶見覚えがあったんですよ。

(右側の人。ちなみに左側は上に書いた趙軍の大将さんの渋い人です)
エンドクレジットで確認したらやっぱりドンピシャでした。
ドラマ版「七剣下天山」の紐枯魯の中の人、徐向東ですね(^^)/
(つーかこの衣装自体、紐枯魯の最後の出番の時とかなり似てた(笑))
うーん… この人といい、于承恵前輩といい、
ほんと使い方がもったいなすぎるような…
(二人とも、もっとぜんぜん「動ける」人なのに…)
+++++++++++++++++
まあ、そんなわけで
・古装いでたちの素敵な于承恵前輩が見たい・午馬好き・なんでもいいからとりあえず古装劇が観たい・この手の大作系古装映画が好き(私は好きになれないので、こういう嗜好は理解できませんが)
お勧めするならこの辺の層でしょうか。
一番最初の于承恵前輩についてですが、
残念ながら出番そのものがかなり少ない上に
基本的に物凄い頻繁にカットが入る(場面が切り替わる)映画なので、
チャプターごとに飛ばしてぽちぽち探す…といったことで見つけるのは、かなり困難です(笑)
面倒くさくても順を追って観るしかありません(なんつーフォローの仕方だ)。
↓以下ネタバレ
2005年 韓国
原題:弓--------------
海の上に、一人の老人が暮らしていた。
釣り船をやって生計を立てるその老人には夢があった。
十年前にどこからか拾ってきて以来、慈しみ育てている一人の娘。
彼女が十七歳の誕生日を迎える日が来たら、結婚して添い遂げることだ。
その時は、三ヵ月後に迫っていた…
--------------
映画を撮っているのはキム・ギドクという結構有名な監督さんですが、
もともと韓国映画をぜんぜん観ない私は知りませんでした。
この映画は、結構以前に存在を知って面白そうだなーと思ったのですが
(やはり爺好きとしてシチュエーションやテーマに何とも惹かれます)、
その後、観る機会がなくずっと忘れておりました。
で、今回ひょっこり記憶の淵から浮かび上がってきたため
借りて観ることにした、と、そういう次第。
というわけで鑑賞したわけですが…
いや〜、これはなんというか、「美しい」映画でした。
この映画、台詞はぜんぜんありません。
海の上の船が舞台となっているわけなのですが、
基本的に言葉を話すのは「老人と少女」以外(=釣りに来る客)だけです。
二人は表情と目、仕草だけで演技をするんですね。
それだけで、観ている方には見事に二人の間の感情の揺れ動きが伝わってくる。これは凄い。
この言葉(台詞)がないということは、
物語の「浮世から離れた船の上だけの世界」を表現するために
ものすごく効果的に働いています。
ともすれば、これはシチュエーションとして
「自分の性欲のために女の子をさらってきて育てている変態爺」の話という
見方になってしまってもおかしくはないわけです。
でもそれがまったくない。
これはやはりこの徹底した独特の空気によるものでしょう。
そして劇中で他に何かを語るものといえば
老人の弓、そして弓の弦が奏でる二胡の調べだけです。
この音楽がまた素晴らしかった。

と、アウトラインとしてはそんなところでしょうか。
この映画はあれこれ言うと興を損ねますので、
とにかく観ましょう。
(毎回毎回、もう少しオススメの際のボキャブラリが豊富だと良いのですが)
とりたてて爺好きというわけではなくても…
というよりむしろ、爺とかそういうのは関係なく、
ちょっと不思議な愛のお話として、良い映画でした。
↓以下ネタバレ
SPL 狼よ静かに死ね
2008 / 02 / 10 ( Sun )
2005年 香港
原題:SPL 殺破狼----------------
香港を舞台にした、
マフィアのボス・王寶
王寶と因縁浅からぬ、不治の病に侵され余命わずかな刑事・陳国忠
そしてその後を引き継ぐべく着任した若い武闘派の刑事・馬軍
三者それぞれの思い、意地、愛情、そのぶつかり合いを描いた犯罪アクション映画。
----------------
タイトルの「SPL」というのは「Sha Po Lang」の略でありまして、
「Sha Po Lang」てのは「殺破狼」…つまりそのまんまであります。
これは中国占星術における「七殺、破軍、貪狼」の三つの凶星のことなのですが、
組み合わせによっては人に幸福をもたらしたりもするとか。
「
断仇谷」を観終わって間もない頃に
それつながりで洪金寶主演のこの映画がチェックに引っかかりまして、
このたび鑑賞に至った次第であります。
マフィアさんということでかなり血なまぐさい内容ですが、そこは香港もの、
単なる仁侠映画やらなにやらといったものとは違い
血なまぐささはあくまでスパイスであり、
やはり本格的な肉弾戦アクションがなによりの目玉となっております。洪金寶はやはりスゴイ。
そこそこ期待して観たのですが、
期待した分はじゅうぶんに楽しめました。
・アクションが好き
・洪金寶が好き
・犯罪アクションものが好きこの辺の需要なら及第点以上に満足させてくれるのではないでしょうか。
↓以下ネタバレ。
碧血剣15
2008 / 02 / 05 ( Tue )
こ、ここで切るとは… 殺す気か!@@
第十五集 出会い、別れて
碧血剣14
2008 / 02 / 04 ( Mon )
あいやー、こりゃダメだ。もう観終わってしまう。
第十四集 忍び寄る影
碧血剣13
2008 / 02 / 04 ( Mon )
2/1からレンタルが開始されて
ぼちぼちレンタル組でも前半を観終わっちゃった人が出てきているようですね。
そう考えるとやっぱ私のペースは
かなりゆっくりなわけですが、
それでももうすぐ終わってしまいそうなのである。
どうせ全三十集と短いんだから、
これなら一気にぜんぶ出しちゃって欲しかったのう><
第十三集 戦い終わって
碧血剣12
2008 / 02 / 03 ( Sun )
はわわ、もう残り一枚になってしまった@@
やっぱり十五集で一ヶ月もたすというのは難しかった。
第十二集 遺志を継ぐ者
碧血剣11
2008 / 02 / 03 ( Sun )
一話分をまとめるのに二時間以上かかってる…orz
もう少し短縮できないものか…
第十一集 武林大会
碧血剣10
2008 / 02 / 02 ( Sat )
物語も徐々に中盤に入ってきた印象だな。
第十集 反乱の狼煙
碧血剣09
2008 / 02 / 01 ( Fri )
きたー!@@
第九集 盗賊たち
碧血剣08
2008 / 02 / 01 ( Fri )
かなりのんびりペースで観ていると思っていたのに
あっという間にもうストック分の半分に来てしまった。
やっぱ三十集だとあっという間だなー(^^;
しかもなまじ面白くて引きが強いというのが、
さらにそれに拍車を掛けるからタチが悪い(褒め言葉)。
第八集 崋山派の影