
☆☆☆☆★
2004年
原題:天下無賊大金を所持している無垢な青年を巡って、それを狙うスリのプロと強盗団、足を洗い青年を守ろうと奔走する元泥棒の3者がスリリングな攻防を繰り広げる中国産痛快エンタテインメント・ムービー。
(めんどいのであらすじは転載)
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いや〜、
これは、面白かったです!
アンディ・ラウ、これまで別に好きでもなかったんですけど、
この映画のこの人は良かったです! 格好良かった!

現代劇なんだけど、
スリというのはやっぱり「技」なんですね。
「武侠風」というか、
つまり武侠ものなんかでおなじみの、
目にも留まらぬ速さで近接間合いで手首をバシバシとぶつけあうアレ。
↑コレを見れば、わかる人は一発でわかると思いますが(笑)ああいうバトルが繰り広げられるわけです。
これがまた実に見せ方がうまくて、燃える。
泥棒という題材自体は珍しくもないし、割と地味でもありますが、
こういうテイストで料理されて出されてしまうと、やはり弱いですね〜(^^;
プロットも良い。
「長距離列車の中」という密閉空間が、まず話が無駄に拡散して行かずに面白い。
そして最初から最後まで伏線がたっぷり「仕掛けられて」おりまして、
それらが全部拾い忘れもないわけです。
「ああ、あそこでアレが!」と後になってから納得する回収の快感。
さらにある程度はお約束を踏襲し(感情移入を容易にし)つつ、
終盤の二転三転するひっくり返しはお見事。
ストーリーについては、好みの問題な部分も一つ二つあるかも知れませんが、
基本、娯楽作品ですので、ほとんどの人は細かいところはOK、楽しめるのではないかと。
あと武侠ドラマですっかりお馴染みの顔もたくさん出てるよ。
まず目に付くのは、
このところ「レッド・クリフ(赤壁)」効果で日本でもにわかに顔をよく見るようになった感がある

我々にとっては老毒物以外の何者でもない人(笑)
今回は「胖子(でぶ)」って役名だったんですが、

はたしてこのおなかは自前なのか…
そして、同じビンビンでも個人的には范冰冰より好みの李冰冰ねえさんとか。

やっぱりどう考えても范冰冰よりこの人のほうがエロいし美人さんだと思います。
てな感じで、二時間弱の上映時間ですが、全く退屈せずに楽しめました。
同監督の「夜宴(邦題:「女帝 エンペラー」のアレ)」がさんざんな感じだったのですが、
今回は、馮小剛、伊達にヒットメーカーと言われているわけではないんだな、と納得です。
上質の娯楽映画として、おすすめ。
以下いちおうネタバレ込みで↓
・非ネタバレ部分にも書いたが、
主人公が腕利きの泥棒で、それを守るためにプロの窃盗集団とバトル!というプロットは
やはり素直に燃える。
主人公自身が積極的に入っていくわけじゃなくて、
恋人の女のほうが入れ込んでいて、仕方なく…という流れもお約束だよね(笑)
・そして武侠アクションちっくなスリ描写がまた楽しい。
ほんと、アンディ・ラウがこんなに格好良く見えたのは初めてだ(笑)
・「子供が出来たから」とかいう理由もコテコテで、
最初に王麗が嘔吐していた描写からバレバレなんだが、
ここはまあ、「心を入れ替えて功徳を…」という動機の存在自体が大事なわけで、
コテコテすぎるくらいで正解だろう(笑)
・主人公 vs 黎叔以下スリ軍団、という構図に加えて
途中からさらに第三者として警察が出てくるというのが、
またこちらを飽きさせないんだよな。
次から次へとプロットが転がっていくので、ほんと退屈しない。
・最後に刑事さんが王麗を見逃して去って行ったのも、良い漢っぷりだ。
その後、王麗が生まれた子供を寺院に置いていっちゃったのはちょっと引っかかるが…
まあ自分の手元にいては、純真に育てることなんてとても出来ないと思ったからなのかね。