三国演義 51話まで

三国演義

94年中国中央電視台製作の連続TVドラマ「三国演義」です。
日本でもおよそ知らない人はいないだろうと思われる三国志
(国内だといわゆる「三国志演義」ですか)を原作に忠実に、
総制作費100億円、撮影期間4年、全84話(一話が45分)で
桃園の誓いから三国が全て滅びて晋が興るまでを描くという
鬼のようなスケールの大河ドラマです。

第一部「群雄逐鹿」
第二部「赤壁鏖戦」
第三部「三足鼎立」
第四部「南征北戦」
第五部「三分帰一」
という五部構成のこのドラマ、
去年(2006年)の12月からのんびりと見ていたのですが、
第二部まで見終わった辺りで「射雕英雄伝」のほうにハマったため
キリが良いということもあって一時中断してました。
で、この度鑑賞再開に至ったという次第であります。
武侠じゃなくて古装劇だけどいちおう中国ものということでこちらに@@


まあさすがにちょっと古いドラマということもあって
多少、愛をもって補完しつつ生暖かく見る必要があるようなところもありますが
それでもやっぱり面白いです。
三国志の数々の場面が実写で見れるというだけでもう満足。
あとやはり尺の縛りのある映画とは違って連続ドラマですので、
たっぷりじっくりと堪能できるところもポイントです。
三弟 大哥 二弟
このあまりにも有名な三人もイメージピッタリですね。

演義ベースということで基本的に劉備が主役、曹操は悪役、
という方向で行くのかと思っていたのですが、
意外とそうでもなかったのはちょっとうれしい驚きです。
第一部は官渡の戦いまでということで実質、劉備の出番はかなり少なく
変わりに曹操がだいぶ頑張ってる印象でした。格好よかった。
ツァオツァオ
鮑国安さんの演じる曹操は最初はちょっと
曹操のイメージよりも丸っこいなーと思ったのですがこれがなかなか。
観ているうちにすっかりこの曹操で固定されてしまいました(笑)
妙に愛嬌があっていいんだよなあ。
第二部以降になると赤壁が始まるので、
だんだん年とともに曹操も劣化が始まっているのが苦笑ですが…
物自体はおなじみのエピソードでも、
このドラマ独自の解釈や演出といったものが随所に仕込まれており
原作を知らなくても楽しめますし、知っているとさらに楽しめます。
陳宮や魯粛といったこれまであんまり思い入れの特になかったような人物の
新しい魅力も再発見できました。

あとこのドラマの特徴(…特徴か?)として
劉備や関羽、曹操に孔明といったメインのキャラクターは
当然ずっと同じ役者さんが演じているのですが、
そうでない人は割と頻繁に中の人が変わっているということがあります。
例えば張遼の顔がある日突然、全然別人になってるんですけど
それでも画面に出る人物紹介テロップには「張遼」ってヌケヌケと出てたりするんです。
もちろんテロップのミスではなく、本当に違う人が同じ人物を演じてるんですね。
ちょっと慣れるまでかなり頭がおかしくなりそうになります(笑)
割とチョイ役ならまだ良いんですけど、
いくらなんでも趙雲の中の人が途中で変わったのは違和感がきつかった@@
年を取って変わった…とかならまだわかるんですけど
そういうの関係ないですよ、念のため(笑)
まあ四年も費やして撮影してるといろいろ問題もあるということですかねえ。
ちなみに年取った場合は「中の人が入れ替わるパターン」と
「老けメイクで表現(日本の大河ドラマとかでおなじみの奴ですね)」の
二種類あるようです。

てなわけで今のところ第三部、
話数にして51あたりまで観てきたのですが、やっぱり楽しい。
腹黒主従
最近は腹黒い孔明先生の影響で劉備まで黒くなってきてるのが笑えます。
ちょうど今、劉備の入蜀のあたりなので
しあわせ度で行くとこの先は下り坂になっていく予感ですが@@
もうしばらくはコレの続きを観ていこうと思います。
40話くらいまでは毎回の感想を書き溜めていたのですが、
HDDがクラッシュして中身が全部飛んだため
それ以降は書くのを止めました@@
中国ドラマ / 三国演義 | トラックバック(0) | コメント(10) | page top↑
<<同案多数? | ホーム | 射雕英雄伝 人物雑感5>>
コメント

この作品には特別な思い入れがあります。小生はNHKの人形劇の再放送を以前見ておりまして、その印象が強いだけに、この作品にはほとんど関心を持とうとしておりませんでした。そんなとき、図書館でこれのビデオを見かけて、なぜか見たくなり、見始めると、俄然引き込まれていったのであります。これほどの傑作があったのかと、大きな鉄のハンマーで思い切り殴りつけられたような思いでした。まさに豪壮そのもの。人形劇とともに並び立つ双璧としてよいでしょう。三国志ファンの間では、中の人が頻繁に代わっていることも含めて、かなり評価が揺れているようなのですが、それでもやはり小生はこれを三国志ドラマとしても、古装ドラマとしても傑作として推すのに躊躇しないのであります。中の人の交替にしても、ごく古い作品にはまま見られるようですし(「楊家将」でも同じことが起こっているのですが)、慣れてくると、案外違和感はありませんから。
by: 静香山人 * 2008/05/04 23:01 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
ほえ〜、図書館にこれのビデオがあったりするんですね。
私もこのドラマは大好きです。
これがきっかけで今のように古装/武侠ドラマへの道を
歩み出したようなものですし。
84集というあっちのドラマにしても破格の超絶スケールで
完全実写化したというのがまず凄いですよね。
ドラマ独自の解釈で脚色しているところも好きですし
(貂蝉の最後なんかが代表的でしょうか)、
陳宮や王平みたいにこのドラマで魅力を再発見した人もたくさんいました。
中の人交替は、私は赤壁の時の魯粛がかなり気に入っていたので、
後に変わっていてしまったのが残念でした(^^;
全体的な話なんですが、どちらかというと「変わってしまうこと」自体が問題というよりも、
人物によって、扱いにあまりにも差が激しいということに問題があるような気がします。
ただ、それらのマイナスポイントを考慮したとしても、
並ぶもののない傑作だというご意見には同意ですね。
by: Manbo * 2008/05/05 01:17 * URL [ 編集] | page top↑

ともあれ、中の人はイメージが違う人がほとんど皆無といってよいでしょう。曹操や関羽、諸葛亮は特にそうです。適度に花を添えている女優さん方もなかなかです。その方々の中では、貂蝉などもよいのですが、小生が最も佩服したのは孫夫人であります。もう、中の人の体格からしていかにも体育会系である上に、剣舞や乗馬のシーンも見事に決まっています。どうも、「楊家将」の女優さん方、「水滸伝」の扈三娘、そしてこの人と来ますと、ほとんど小生の嗜好をほとんど露呈しているような気も致します(笑)。
by: 静香山人 * 2008/05/06 20:40 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
いや、なんといいますか、そういった、いわゆる扱い的に大きい人はいいんです。
私もまさにイメージ通りだと思います。
ただ、それに対して張遼や夏侯惇、張郃といったような人たちって
扱い的にかなりおざなりだなーと(^^;
その辺で、力の入れ方にだいぶ偏りがあると感じたわけです。
特にこのドラマの場合って、いわゆる「蜀びいき」というほどでもなく、
割とバランスよく三国に渡って描かれていた印象があるので、
それ自体はとても良いと思うのですが、
そのぶん逆に、キャストの面での力の抜き具合
(といってしまうと語弊があるかも知れませんが)が気になってしまったんですよね。

>孫夫人、「楊家将」の女優さん方、「水滸伝」の扈三娘
なるほど、なんとなくわかりました(笑)
by: Manbo * 2008/05/06 21:55 * URL [ 編集] | page top↑

張遼も関羽との絡みでは結構よかったのですが、あとの方は存在感が薄くなってきていましたね。
by: 静香山人 * 2008/09/25 12:29 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
結構、人気のある方の登場人物だと思うんですけどね。扱いは今ひとつでしたね。
by: Manbo * 2008/09/25 14:29 * URL [ 編集] | page top↑

 ごぶさたしております。パソコンテレビGyaoでやってたので三国演義見ました。
 おっしゃるとおり古い作品なので随所に安いところがあったり重要人物のキャスティングがころころ変ったり突っ込みどころは無限にありますがこれがなぜか見ちゃう。さいしょは低い予算と高い演技力のギャップに違和感をおぼえていたはずが途中から「味や!」と思うようになるおそろしさ。俺の時間を返せ。
 全般に大陸的というか水滸伝寄り(?)のアレンジがなされているのも個人的に好みです。以下すべてウロおぼえで書きますが
 ・曹操がすくなからぬ日本人三国志ファンの思う横山光輝〜王欣太〜三国無双ラインとは全く違ったヒゲオヤジで物凄く図に乗ったり物凄く嬉しそうだったりし、そして何度失敗しても諦めない。
 ・孫策(ちゃんと孫権と面影が似通うとる! すごい!)・太史慈戦で両者“ほこ”を失って落馬、太史慈が背中から二本の短い“ほこ”を抜くのに対して孫策笑いながら素手で殴りかかる。
 ・単騎千里を行く関羽、渡し場を守る武将を切り捨ててその部下たちに「上官は死んだので船を出してくれ」と何の問題も感じていない口調で言う。
 ・趙雲の一騎駆けのシーン、すごい殺陣にかぶさる趙雲のテーマ(なのだろうたぶん)。「子竜 子竜(ツローン ツローン) 天下無双の名将軍」。もうトクサツにしかみえません。いや実際ちょっと特撮なんですが。
 最高(註:むっちゃ私見)
 Gyaoでは「レッドクリフを見る前にこれで予習しとこう」とか言うとりますがここだけの話これ見とればレッドクリフ見んでいいんじゃあと自分は思いました。
 そして当サイトの三国演義感想を読んで再度爆笑。最高。
by: くま(仮) * 2009/06/25 18:38 * URL [ 編集] | page top↑
>くま(仮)さん
おお、観られましたか!
これほんと私も好きなんですよ。
つーか「三国志ファン」を自任する人でこれを観て良さをわからない人がいたら、
そんな人はもぐりだと断言してしまいます(笑)
ほんと、「レッドクリフ」なんてパチモノ(暴言)観るくらいならこっちを観たほうが百倍有意義ですよ。
一度書いた感想が消えちゃったので途中からなんですが、
いつかそのうち再鑑賞して記事を書きたいと思ってるんですよね〜。

>丸い曹操
これも大好きです。切れ長曹操のほうが逆に気取りすぎな感じがして受け付けなくなりました。

>子龍のテーマ
あれあそこまでの間に殺陣の場面で「歌なし」のバージョンで何度も流れてるからこそ
「おおっ!」ってなるんですよね〜。
ノリ的には私は「少林〜少林♪」のテーマを思い出しました。
「あの時の趙雲」(笑)をやってた中の人(張山というんですが)は「レッドクリフ」で黄蓋役だったんですが、
これがぜんぜん見せ場がなくてさらにガッカリしたのでした。
by: Manbo * 2009/06/25 23:21 * URL [ 編集] | page top↑

曹操は実際は痩せていたらしく、それゆえ現地ではこの曹操ははじめ評判がよくなかったようです。が、のちに好意的な評価が増えはじめ、鮑国安は主演男優賞をとったのだそうです。(痩せた曹操は日本では「蒼天航路」の影響で定着したようですが、やはり小生は今もあれは好きではないのであります)
by: 静香山人 * 2009/11/07 22:25 * URL [ 編集] | page top↑
>静香山人さん
日本の曹操のビジュアルイメージって、横山光輝版のほうが影響大きそうですが…
あれもどちらかというと痩せた感じですし。
そもそも「蒼天航路」の曹操も痩せてはいなかったような…
by: Manbo * 2009/11/09 00:20 * URL [ 編集] | page top↑

コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
http://khazad2.blog98.fc2.com/tb.php/49-2399eb7a
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |

プロフィール

Manbo

Author:Manbo
主に武侠ドラマ/古装ドラマの感想ブログです。
---------------------------

「ツンデレ美少女」と「ツンデレ頑固親爺(髭あり)」では割と迷わずに後者を選ぶような人間です。頭を使うのはとても苦手なので思ったことをそのまま書き散らしているようなことが多いです。
古い記事でもコメントなどおきがるにいただけるととても喜びます

現在鑑賞中

→大唐游侠伝


→《放置中》海神
→《放置中》馬鳴風蕭蕭 (中文版)

カテゴリー

最近の記事

最近のコメント

雑記帳

最近のトラックバック

月別アーカイブ

ブログ内検索

リンク

RSSフィード